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2010年 09月 20日
ピコを応援してくださっている方へ
鍵コメで以下のような無記名コメントを頂きました。

「もうこれ以上病院へ運び、飼い主と離れて治療する事を続けないであげてほしい。一番あんしんできる家で飼い主さんと温かい時間を過ごさせてあげてほしい。こんなに辛いのに 車の乗って毎日病院へ行って1日の大半を過ごし、また車に乗って帰宅。健康なワンコでも疲れます。もう、のんびり過ごさせてあげてほしいと願っています。ピコちゃんが穏やかで幸せでありますように。残された時間を1秒でも長く大好きな飼い主さんと過ごせますように。心から祈っています。」

この方のおっしゃっている事も大変よく分かります。
きっとピコの事を思ってくださってのコメントだとも思っています。

しかしピコは今、自己免疫性疾患の疑いで「治療」を行っています。
これは我々飼い主が大変信頼している主治医の先生ととことん話し合って決めた事です。
先生いわく、自己免疫性疾患にはステロイドが効く。
当然腫瘍は消えませんが、ピコはこの1年半腫瘍を抱えながらも元気に過ごしてきました。
先生いわく、少なくともその「腫瘍があるだけの状態」にまで回復する可能性はあるとの事。
我々はその可能性を信じています。

一方で、先生には以下のようにお話してあります。
我々は苦痛を伴う延命は考えていない。
本音を言えばピコと1秒でも長く一緒にいたい。
でも我々のエゴのためにピコを不必要に苦しめたくはない。
もしこれがもう1つ疑っている「治療不可能」なケース、
即ち組織球が骨髄に入り込んでしまったケースなら
遠慮せずにすぐにそうハッキリ言って欲しい。
場合によっては抗がん剤さえやるかどうか分からない。
もちろん状況が許せばやるかもしれない。
いずれにせよ「治療」なら是非前向きに取り組みたい。

現実逃避するつもりはありません。
命あるもの、いつかは死にます。
その覚悟は1年3ヶ月前、悪性腫瘍の診断が出た時点から出来ています。
でも主治医が可能性があると言っているのに
どうやって我々が諦められるでしょうか?

主治医からNGが出るまで我々は治療を続けます。

世の中には犬に対して色々な考え方があると思います。
たとえば安楽死。
私はその決断は間違っているとは思いません。
或いはとことん闘うケース。
もちろんそれも間違っているとは思いません。
避妊や去勢についても考え方は様々です。

その犬の事を誰よりも愛している家族。
その家族が下した決断がその犬にとってベストな決断。
即ち、その犬の運命。
その決断について周りがとやかく言うべきではない。
いつ、どの時点で諦めるのか。或いは諦めないのか。
自分の考えは自分の犬の時に実践すれば良い。
私はそう思っています。

4年前、グーには抗がん剤をやりませんでした。
その決断が、或いは私の看取りかた正しかったのか、今でもわかりません。
1つ分かっているのは、あれが当時の我々が
グーの事を精一杯考えて出来た最大限の事だったという事。
もちろん迷い、後悔、葛藤、今でも心に残っています。
こうすれば良かったかも。。。あぁすれば良かったかも。。。
でもそういったこと全てを背負うのが飼い主の責任だとも思っています。

なんだか弁解じみてしまいましたが。

私は強い人間ではありません。
今はとにかくピコの治療に専念したい。
でもこういったコメントを読んでしまうと
どうしても気持ちの処理が上手くできません。
それは今のピコにとって一番良くない事です。

そんな訳で、応援くださっている方々には申し訳ない限りですが
今後しばらくコメント受付を禁止させて頂きます。
一方的で本当にごめんなさい。

ピコの事、どうぞお祈りください。
by goopicot | 2010-09-20 00:21 | つぶやき





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