2010年 10月 11日
10/6後半
f0095047_16491223.jpg(12:54撮影)

13:00ちょっと前に友人到着。
人間より先にピコのお昼ごはん。

シリンジ1本分の流動食、ちょっと食べが悪い。
冷たい鶏スープはゴクゴクと美味しそうに。
デザートに甘い酵素をH4Oに混ぜたやつ、これも結構飲んだ。
最後にH4Oでお口をゆすいでおしまい。

ま、こんなもんだろう。
また夕食いっぱい食べて体力つけようね。


f0095047_16512178.jpg(13:15撮影)

Yはお刺身丼、友人と私は鮭イクラ丼。
お喋りしながらのランチタイム。

今朝のピコの様子、これからの介護の事、
そんな事を話しながら。

「ピ、鮭たべる?食べないよねー。
いいよいいよ、元気になったら美味しいもの
いっぱい食べようね〜♪」



。。。その時だった。




※これ以降の展開があまりにも急すぎて、
どれくらいの時間が経過したのか今でも感覚がなくて、
友人とYの証言、自分の記憶、画像の撮影時間なんかを
照らし合わせながらまとめました。


推定時刻13:45。
それまで横になっていたピコが上半身を起こす。
体制かえるのかなと思って何気なく見たら。。。



変だ。



舌が口の横からデロンと出たまま。
口の中に押し込んでもまたすぐデロンと出てくる。
あいかわらず鋭い眼光、目は決してうつろではない。
が、我々の事は見ていない。
どこか遠く、一点を見つめている。

15秒ほどその状態のまま、再び横になろうとするが
頭からドスンと床に倒れそうだったので反射的に手を出して頭をキャッチ。
寝そべって横から口元を見てみると舌が口から出たまま。

変だよ。ピコが変。
これ、絶対変だよ。

上半身を起こす。舌デロン。
15秒ほど一点を見つめたまま。
頭からドスンと横になる。頭をキャッチ。

5分?10分?感覚で同じ事が3回ほど繰り返された。



私は確信した。



何故そこまで確信したのか、今でもわからない。
Yも友人もまだこの時点では全然そんな事思っていなかったらしい。
私1人が"It's time." "She's going..."を繰り返していた。
「もしそうだったらどうしよう」という意味ではない。
絶対的な確信だった。


f0095047_17552325.jpg(14:18撮影)

とりあえず中に入れる事にした。
円形の犬マットだと頭ドスンの時に
タイルに頭を打ちつけてしまうかもしれないので
私が使っていた三つ折りマットレスを広げて
周りにもクッションを置いてガード。
酸素濃縮器オン。でもすぐ顔をそむける。
そよ風の方がいいらしい。

この直後の私の行動に対する友人のコメント。
「人間ってあぁいう時ってあぁいう行動取るんだね」

そう、私は洗濯物を取り込んだのだ。
昨夜友人に指摘されるまで忘れてた。
が、確かに取り込んだ。
泣きながら、"Oh my God"を繰り返しながら、
Tシャツやらタオルケットやらを取り込んだ。

なんでそんな事をしたんだろう。
よくわからない。


推定時刻14:30過ぎ。
ピコがマットレスの上でお漏らしをした。
Yと友人はこの時に確信したらしい。



ピコが神様の元に戻る時がやってきてしまった。



呼吸が少し荒くなった、が決して苦しそうではない。
ウーとかグーとか一度も音は発さなかった。
寝苦しい夜に何度も寝返りをうつような、
こっちの世界とあっちの世界とを彷徨っているような、
何度も体制を変えるピコの姿を見ていたら
目の前の光景が祖母の最期を看取った時と重なった。
そして思い出した。

祖母は我々に手をにぎってて欲しい、
体を押さえてて欲しい、そう望んでいた。
最期は口はきけなかったが、この人の手をにぎり、この人の手を肩に置き、
そういった行動で祖母が何を求めているのかがわかった。

「今から天国への階段を登るから
落ちないようにみんなでしっかり押さえてて。」



ピコの頭を押さえた。
そして耳元で語り続けた。

ピコ、いいこだね。大丈夫だよ。
お空にグーさんいるよ。会えるよ。よかったね。
グーさん最期はピコにトラ顔してたけど、あれはピコの事思ってわざとやったんだからね。
とにかくお兄ちゃんについて行けば大丈夫だからね。
ピコはいいこだね。本当にがんばったね。
今日お天気だね。風が気持ちいいね。
もうちょっとピコと一緒にいたかったよ。
でもピコが行きたいならそれでいいからね。
ピコは可愛いね。いいこだね。
そう。。。そう。。。



ピコの呼吸が止まった。



"Oh my God, she's gone!!!"
泣き崩れる私に友人が「まだ心臓が動いてる!」と。
でも呼び戻す気はなかった。
Let her go...let her go...
小さな声で何度もそう繰り返した。

2度ほどピコの呼吸が戻ったのか、
単に息が漏れたのかわからないがそんな瞬間もあったが
じきに心臓も止まった。


。。。終わった。



泣き声を笑い声に変えに来たかのように
大きな立派なウンチがポコンと出た。



[PR]
by goopicot | 2010-10-11 19:00 | 犬/思い出





<< 10/6〜10/7      10/6前半 >>