2010年 10月 23日
命の重み
掃除機かけなくてもキレイだったり。
洗濯物コロコロしなくても平気だったり。
ベッドで大の字になれたり。

冷蔵庫やフリーザーに余裕があったり。
近所を歩かなくなったり。
ブックマークの「犬関係」を開かなくなったり。

でもピコがいなくなったと最も感じる瞬間、
それはピンポンの時。

久しぶりにヤマトのOさんがやってきた。
彼はワンワン吠える(すぐ鳴きやむけど)感じの悪いピコにもいつも優しかった。

「こんにちは〜、お休みのところチョットごめんね〜。」
「あ、ひょっとしてこれはキミのオヤツじゃないかな〜?」
「ごめんね〜、今日はキミの物じゃなさそうだね〜。」

プロ意識の高い彼。
今日も「志」と書いてある伝票を黙々とさばいていた。
そんな彼が最後に一言。

「ひょっとして。。。ワンちゃんですか?」

そうなんですよー、いつもあんな威勢よく吠えてたのに
あんな小さくなっちゃいましたー、と骨壺を指差すと意外なリアクション。

犬でも猫でも鳥でも(どうも彼は鳥好きらしい)
いかに動物が家族の一員であるか。
動物の死が家族にとってどれだけ重いものか。
自分も可愛がっていたインコが亡くなった時どれだけ辛かったか。

もう何年もウチに来ている、でも一度も余計なお喋りをした事のなかった彼が
「いや〜、そうでしたか。。。」と目を真っ赤にしながら語り始めたのだ。

動物の命が人間より軽いという事ではない。
もちろん人間の命が動物より軽いという事でもない。
犬でも猫でも鳥でもハムスターでも金魚でもメダカでも(最後のは私がくっつけた、笑)
要はその人にとってその命がどれだけの重みを持つか、どれだけの意味を持つかが重要。

友人との会話を思い出した。
彼女の犬が癌だと判明した日、幼稚園のお母さんの集まりで涙ぐんでいたら
1人のお母さんが「え?癌?」と心配そうに慰めてくれたらしい。
相手が犬だとわかった途端に「なーんだ」と笑ったらしい。
まぁ犬の世界ではともかく、世間一般ではそれが普通のリアクションかもねー、
と電話口で2人で苦笑した。

ピンポンと同時にピコの吠え声が聞こえてこない。
その事に違和感を、寂しさを感じている人間が他にもいる。

今日はなんだかとても嬉しかった。



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by goopicot | 2010-10-23 23:06 | つぶやき





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