2006年 10月 21日
グーとピコ
土曜の11時過ぎ。
いつものように環八の渋滞を裏道で避けながら甲州街道目指して走った。
ちょうど1ヶ月前の今頃だったな・・・と思いながら。

ハッと目が覚める。
お腹をチェックする。
・・・動いていない。

一生忘れない、あの光景。

長かった1ヶ月。
時の流れがこんなに遅く感じたのは
大人になってから初めてかもしれない。

昨日犬友からお電話を頂いた。
残されたピコの事をとてもご心配くださっていた。
ところが有り難い事に、ピコはグーの死に全く動揺していない。
ちょっと拍子抜けするほど。

実は私は一度も甘噛みに悩まされた事がない。
グーは成犬里子だったし、
ピコの激しい甘噛みのターゲットはグーだったので
人間は一切痛い思いや家具をボロボロにされずに済んでしまった。
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ピコの子育ては事実上グーが担当した。
首周りにいくつもかさぶたを作りながら
しつこく噛み付いてくるウザいチビスケの相手を
「忍」の一文字で請け負ってくれた。
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ピコは大のお兄ちゃんっ子に育った。
「子育てサボったせいでグーにピコの事完全にもってかれたよー!」
と一時真剣に悩んだ。(笑)
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以降5年間、グーとピコはいつも仲良く寄り添っていた。
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妹思いのグーが下半身麻痺になった頃から
急にピコに八つ当たりするようになった。
八つ当たりはどんどんエスカレート、
ピコとちょっと目が合っただけでトラ顔で怒り始めた。
グーのトラ顔をとても怖がっていたピコ。
近寄っては怒られ、視線が合っては怒られを何度も繰り返してるうちに
ついにグーから顔をそむけるようになってしまった。

理由もなく怒られるピコに同情しつつも
病気だから仕方ないな・・・
自分の体が不自由になっちゃったのに
ピコがヘラヘラ歩きまわってんのがムカつくのかな・・・
そんなんで片付けていた。

私はなーんもわかっちゃいなかった。

犬は人間みたいに結果なんて計算しない。
それでもグーの本能が、細胞が、ナニかが、
ピコを自分から遠ざけようとしていたのは確かなのだ。

ピコはグーの遺体にもあまり近づきたがらなかった。
いつまた起き上がって怒られるかもしれないと、ビクビクしてるように見えた。
そしてグーがいなくなった今、ピコは飼い主である我々を頼り、我々に寄り添い、
何事もなかったかのように毎日元気に過ごしている。
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いつか会えるその日まで。
これからもグーを思わない日はないだろう。
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by goopicot | 2006-10-21 23:56 | 犬/思い出





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