2010年 09月 21日
数値上がらず。ヘマトクリットはかなり減った。新しい血はちゃんと作られているが次々と破壊されている。どうもステロイドの反応が鈍い。明日か明後日から免疫抑制剤(飲み薬)も併用することに。効果が表れるまで2週間ほどかかる。それまで何もしないと、もう数値が下がるのを雪崩のように止められないかも。よって急遽ガンマガードを点滴することに。ガンマガードは人間用の薬、ペット使用は比較的新しいのでデータが少ない。しかし臨床的には効果が見られる。これは免疫抑制剤の効果が表れるまでのあくまでも一時しのぎ的手段、使用は今回1回のみ、今日と明日の2日に分けて点滴。ピコサイズで約10万円。免疫系ならまず反応があるだろうと。逆を言うと骨髄検査(全身麻酔)や内臓検査(血が止まりにくいのに脾臓をどうのこうの…あり得ない)がアウトブクエスチョンなら、もう免疫系だと決めこんでこの方法で行くしかない。明日残りの半分を点滴。明後日は血液検査だけの予定だが、もしまた数値が危険レベルまで下がっていたら輸血になってしまう。驚いたのは腫瘍近辺の腫れ(リンパ含む)が触診で確認できないほど小さくなっていた事。これにはステロイドがバッチリ効いたようだ。どうりでビッコがなくなったはずだ。しかし通常組織球症にステロイドは効かないはず(効く事もあるか稀らしい)。逆に免疫系には効くらしい。ここにきてYと私の間に「ピコの腫瘍はやっぱりガンではなく、何か免疫異常によるもの」という仮説が浮上。そう考えると今までの全てが腑に落ちる。いずれにせよ今の課題は数値を戻すこと。免疫抑制剤が効き始めるまでどうにか頑張ってしのぐしかない。 9/21血液検査(基準値) WBC 50900 (6000-17000) RBC 218 (550-850) Hb 5.4 (12.0-18.0) PCV 18.3 (37.0-55.0) MCV 83.9 (60.0-77.0) MCH 24.8 (19.5-24.5) MCHC 29.5 (32.0-36.0) Plat 3.6 (20.0-10.0) BUN 40.3(9.2-29.2) Cre 0.5 (0.4-1.4) GPT 73 (17-78) ALP 944 (47-254) TBil 1.3 (0.1-0.5) TP 4.0 (5.0-7.2) Alb 2.5 (2.6-4.0) とりあえずご報告まで。 今日のところはお休みなさい。
by goopicot
| 2010-09-21 22:30
| 犬/健康
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